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【PSVita】アイドルデスゲームTV レビュー

PS Vita / PSP
03 /30 2018
Until Dawn?-惨劇の山荘-_20171212213437
作品名:アイドルデスゲームTV

機種:PS Vita
ジャンル: センター争奪デスゲームアクションADV
発売日:2016年10月20日
CERO:D(17歳以上対象)



あらすじ


トップアイドルグループ「プロジェクト47」。年に一度、センターをかけて争う「D.o.D(ドリームオアドリーム)」には例年とは違う雰囲気が漂っていた。

会場の説明ではステージ毎に用意された審査に勝ち残り、最後の1人となってセンターになれば良いらしい。その様子は全国に生放送され、アイドルの動き次第でファンが増減しその結果が勝敗をも左右する仕組みとのこと。

他者を蹴落とし誰もが羨むトップセンターを手に入れよう。



システム、操作感


 


プレイ可能なルートは合計8ルート。プレイ中に切り替えることはできず、1人のキャラで5つのステージをクリアしてトップアイドルになることがクリア目的になります。


画面は2D横スクロール型です。ステージごとに審査があり審査を受けるにはコインが必要です。コインは建物内を探すか、他社から奪い取るかで増やすことが可能です。

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マップ上にいるライバルとは会話ができ、会話によって友好的にも敵対的にもなります。
また「バクロワイヤル」という勝負でコインを奪うことができます。バクロワイヤルは互いの秘密を暴露し合い、バクロ度がより高い方が勝つという勝負です。バクロに必要なキーワードはコインで購入することができます。
コイン不足→バクロワイヤルで勝利→キーワードと必要アイテムを購入→バクロワイヤル というのが主な流れです。
 
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ステージでの審査は「運試し」「演技・表現力審査」「誰がトップにふさわしいか・ふさわしくないか」など。演技力などではコインで評価やファンを水増しすることが可能です。
最下位の1名が脱落となり敗者復活をかけて「デスライブ」を行います。敗者復活とは名ばかりのデスライブでした。








他者を蹴落とし、仲間をも見捨てた先にあるセンターの座は本当に自分が欲しかったものなのか…疑問が残る結果となりそうです。


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良かった点、悪かった点


☆良かった点☆
・フルボイス
上間江望、浅倉杏美、久保ユリカ、芹澤優、西明日香、M・A・O、立花理香、山口勝平(敬称略)など豪華な声優さんが勢ぞろいしています。イベントもフルボイスなので見ごたえがあります。

・キャラクターが可愛く個性がある
お嬢様キャラだったりツンデレキャラだったりお姉さんキャラだったり、それぞれに個性があり長所も短所もあるので人間味があり愛着がわきました。

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・相手の秘密を暴きトップアイドルになるという独自性のある内容
生きてたら秘密の1個や2個…といわず20個くらいあるものですね。ピンからキリまで、言いにくい程度の内容から到底話せないような内容まで様々でした。



★悪かった点★
・ロードが多すぎ、長すぎ
ステージごとにロードが挟まるのでテンポが崩されがちでした。


・酷い金太郎飴っぷり

横スクロールで移動して探索してコインを集めバクロワイヤル、手持ちが増えたらアイテムを買って審査。全ステージ、全キャラこれを繰り返すだったので飽きるのが早かったです。


・暴露ワードが多すぎる
ワードの種類が多いため暴露に必要なワードを集めるのが大変です。また秘密がそれぞれ19個ずつありますが、ステージごとに使える時間は決まっているため1周だけでは全ての秘密を暴露できませんでした。トロフィーをコンプリートする場合、周回する必要があります。

・暴露内容がどうでもいい
暴露度最上級の内容が「ただいまスランプ中」とかどうでもいいと思えるほどのものが複数ありました。現実の地下アイドルとかの方がよっぽど暴露度高そう。
抱える秘密に関してもキャラごとに差が大きすぎて、上のスランプ中のキャラなんかは思い浮かばず適当に考えたんだろうな…と感じることもありました。

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・処刑パターンは2パターンのみ
キャラクターごとの処刑パターンは2つのみ。ムービーにしなくてよかったのでもっとパターンを増やしてほしかったです。





感想



設定自体はとても面白いのにシステムが使い辛くゲーム性も乏しいため評価が低くなったゲームだと思います。
真エンド?であるD.o.D篇はアイドル達が過去に決別し前を向いて生きていく、とても素晴らしい内容でした。それだけにそこに辿り着くまで苦痛を感じるレベルの作業ゲームであることが非常に勿体ないですね。

ゲーム攻略自体は簡単で誰でもクリア出来る難易度で良かったと思います。そのせいで作業ゲーム感をより一層促進してしまったというのは否めませんが…。

シナリオは投げっぱなし。トップアイドルになった後はキャラがもやもやした胸中を少し吐露して終了。打ち切り番組のようなバッサリ感でした。壊れた心を抱えて今後アイドルを続けていくのか、そういった点こそがみたかったなぁと思いました。
またドリパクの正体についても「そういうもの」という感じで驚きや面白味がなかったのが残念でした。


キャラによって声量差があり、うるさく感じてしまうキャラクターが複数いました。キャラごとに音量設定ができると良かったです。

気になったのが、システムボイスの変更について。DLコンテンツとして、アイドル達のシステムボイスが有料販売されています。
デフォルトだとボイスはドリパクなのですがうるさく思うことも多かったです。山口勝平さんのお声を好きな私でもそう感じるほどなので、嫌いな人だとストレスに感じてしまうのでは…。せめてオンオフ設定がほしかったですね。変えたい、消したいのに有料コンテンツしかない…というのはなかなか不快な状況でした。
ゲームが楽しいならいくつでも買いたいところですが、ゲーム性が皆無だったので100円でも惜しく感じられました。



ロードが多く長いためトロコンまでプレイすると2~30時間はかかるのではないでしょうか。時間はかかるけどボリュームは少ないという作業ゲーあるあるな状況です。

現在安売りされていることが多くAmazonで新品が約千円、中古だと約400円で購入できます。率直に言って「400円で買うのはいいけど千円は出したくない内容」だと思います。
「PS Now」でもプレイが可能なので、パッケージを購入するよりはそちらで遊んだほうが良いかなと思います。飽きた時にサックリと見切りがつけられますからね。


感想冒頭で書いたように、設定はかなり好きなのにゲーム性が無さ過ぎて退屈に感じました。アプリで出せるペラペラさ…というかアプリで出した方がこのお手軽っぷりだと逆に売れたのでは?
続編は無いと思いますが、今後また同様のゲームを販売するならばシナリオ面、システム面、ゲーム性の強化に期待したいです。










総合結果
★3.0 (★5中)
世界観★★★★★
シナリオ
システム★★
音楽・映像★★★
イラスト★★★★
キャラクター★★★★★
ボリューム★★
オススメ度★★






ネタバレ感想


ここより下はネタバレが含まれた感想です。





まずはドリパクの正体から。

・八王子在住の30代後半男
・月30万以上使うアイドルオタク
・人の心を操り、幻覚を見せ、分身を作り出すことが可能(1年前、力に目覚める)
・小学校から高校中退までいじめられたひきこもりニート

いじめられっ子という設定自体は超ありがちなのに唐突に出る「力」とかいうぼんやりワードがなんだかなぁ…。

アイドルデスゲーム自体はもしかしたらどこかであってるのかもしれないとワクワクできる設定なのに、急に「力でなんでもできまーす」って言われてもぽかんとしてしまいました。

普通に超凄腕の催眠術師とかでもよかったんじゃないかなぁ。作り出したトップアイドルに催眠術をかけて一般人を支配しようとした、みたいな形でもよかったのでは。
「ひきこもりアイドルオタクがこじらせて凄いアイドルを作り出そうとしましたー」っていくらなんでも…という気持ちになりました。



各キャラクターはわりとどのキャラクターも好きでした。順番でいうならば、
まり姉 > 理都 > 千春、れん > 姫 > しらせ、あやか
かな~?でも割とみんな同じような程度で好きですね。

まり姉はやっぱりあのお姉さんな感じが好き。普段はあわあわしてて頼りないけど、いざというときは誰よりも頼りになるしキリっとしててかっこいい!仲間を想う気持ちも誰よりも強く、自分の信念を曲げない心の強さも併せ持ち、強くてかっこいい素敵なお姉さんだと思いました。






理都はやっぱりあのはんなりさと腹黒さ(笑)がいいですね。犯罪行為を悪いと思ってないところがまた凄いというか、本当にあやかのことを想ってるんだなぁという感じですね。
ただ理都の場合はまり姉と違って盲目的で本当の愛というのとはまた違う様子。お母さん的なまり姉と、彼氏的な理都ですね。
最終的にはしらせに土下座、自分の行為がよくないことが理解出来て何よりだったと思います。

メインヒロイン?の千春は、一番秘密が大きかったですね。最初は「天然系のキャラって好きじゃないんだよな~」なんてぼんやり思ってましたが、素直で良い子でした。他人を信じる心の強さを持ち、前に向かって努力する姿は凄いな~と思います。

しらせのされたことはすさまじかったですね…。お弁当に虫やら衣装ボロボロやらそりゃ殺したくもなるわ、と思いました。よく自殺しなかったなぁ…しかもその1年後にはスタイルやら性格も別人に成りすます、って凄い根性。その根性あるならそもそもいじめに屈してないような…と思わなくもありませんが、まぁ1年の間に何かきっかけがあったんでしょうね。
しらせ篇は一番同情も共感もできるけど、何分あのキャラが濃すぎてちょっと引き気味でした。あそこまで頭がイっちゃってる風にしなくても…キャラクターを印象付けたかったのかな。



アイドルデスゲームの見どころ、処刑シーンはまり姉の爆弾、理都の八ツ橋ロシアンルーレット、千春の1分クッキング、しらせの熊あたりが好きでした。
特にまり姉の処刑シーンは1種類しかなくてガッカリしていましたが、まり姉ルートとD.o.D篇ではまり姉の独白やらが見られてとても良かったです。




 

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