FC2ブログ

【PSVita】猛獣たちとお姫様 レビュー

PS Vita / PSP
05 /13 2017
ハード PS Vita
メーカー アイディアファクトリー(オトメイト)
発売日 2016年8月25日
定価 通常版 6,804円/DL版 6,264円/限定版 8,964円
シナリオ 山崎浅吏
原画 紫あや
ジャンル 女性向け恋愛ADV

攻略ページはこちら


私の攻略順は
ルドヴィク → ユゼフ → ミアーシュ → ヘンリク → リシャルト → 魔術師 → ifルート


あらすじ


主人公は生まれながらにして塔に幽閉された王女。塔の中で愛らしい動物たちに囲まれて過ごす日々に、これといって不満を感じてはいなかった。

ある夜、塔にやってきた叔父は国王と王妃を殺害したと告げる。主人公は王座を狙う叔父にとって邪魔な存在。叔父に自害を迫られたそのとき、主人公を守ろうと動物たちが立ちふさがった。

命からがら逃げだした主人公に残されたのは、大好きな本と母の形見の小袋だけ。
小袋を開けると虹色に光る粉が入っておりそれを見た動物たちが突如暴れはじめてしまう。虹色の粉がかかってしまった動物達はなんと人間の男性へと姿を変えた。

こうして主人公は、動物を人間にする方法と叔父から国を取り戻す方法を探すために旅をすることとなった。



主人公

ユーリア (愛称:ユーリ)
※名前・愛称変更可、デフォルトネーム呼びあり、顔グラあり


塔に幽閉されていたこともあり初心で大人しい性格です。本で知識を得ていたため世間知らずということはなく、良識のある子。内気になることが多く引っ込み思案でもあります。

特技は刺繍や裁縫で出来上がった服はプロも絶賛するほどの腕前。主人公がお荷物にならないために特技を持たせたのかなと思いますが、流行になるほどの腕前というのはちょっとご都合主義的に感じました。ぼっちで裁縫していてそんなに上手くなるものかなと。

基本的には優しく慎ましやかで、常識や責任感があり、立ち居振る舞いも整っているパーフェクトレディー。受け入れられやすい主人公ではないかなと思います。

ただしとあるルートでは恋愛脳と化すので注意。
世界を滅ぼしかけた攻略対象が死罪となるときに、主人公は自分の命(世界の命運)を盾にして攻略対象を救出します。かくして犯罪者は無罪放免、主人公は平民たちの評判も攻略者からの愛も勝ち取るという超展開です。




キャラクター

メインキャラクター声優サブキャラクター声優
リシャルト諏訪部順一 バルトルト藤原啓治
ルドヴィク日野聡 イグナツィ増田俊樹
ミアーシュ代永翼 魔女アデーレ下田レイ
ユゼフ羽多野渉 ムローク河西健吾
ヘンリク木村良平 マレク石上美帆
魔術師櫻井孝宏 フベルト竹内良太

攻略対象は6人で、3人が人間、3人が動物です。
リシャルトとヘンリクが王子系、ルドヴィク・ミアーシュ・ユゼフは主従関係ながらも友人のような間柄、魔術師がどM系です。全員わりと素直に好意を表してくれるので分かりやすい愛情表現が好みという人にオススメです。


前作同様にFMMS(フリーモフモフシステム)というシステムがあり、動物姿の攻略対象を上手に撫でることで好感度があがっります。
FMMSは今作の方が難しかったような気がしますね。タッチパネルとアナログスティックの両方でプレイ可能ですがタッチパネルでやると全然上手くいきませんでした。タッチパネルがやりやすい方が実際に「モフモフしてる」という気持ちになれて良かったなと思いました。




ここがオススメ!


前作同様、動物たちの姿が愛らしいです。今回はクマや馬など大型動物から鳥やフェレットといった小型動物まで揃ってます。どの動物も可愛いく描かれているのでモフモフしがいがありました。


音楽監修が霜月はるかさんだそうで、どの曲も幻想的かつ印象的、それでいてゲームを邪魔しない素晴らしい仕上がりとなっています。公式サイトでも聴けるのでよかったら聴いてみてください。




気になった点


シナリオがあっさりを通り越してほとんど何もないです。大まかな流れは、
「隣国へ逃亡→周囲に顔を売りつつ生活費を稼ぐ→市民の協力を得て叔父&魔女退治」
という感じなのですが本当にそれだけ。肝心の魔女とのバトルも「こうして魔女は退治され~」という風にさらっと流されることもありました。いやいやそこが見たかった、その経過が見たいんだよ!と思わずにはいられません。

また攻略対象との絡みは仕事で接触してドキドキしただとか「動物の時はなんともなかったのに何故か意識しちゃうよ~」みたいなのばかり。この人じゃなきゃダメ!というシーンがないため接触さえあれば誰でもいいんじゃないかと薄っすら思ってしまいました。



致命的なのが、シナリオが完結していないこと。
動物たちが人間に戻れるのは粉をかけた一定時間だけで完全には人間になれません。つまり一生粉をかけ続ける生活なわけですが、それについて誰も文句も言わないし解決法を探そうともしません。元人間ですら「まぁ動物になったときは粉をかければいいし」みたいなノリなので理解が出来ませんでした。

主人公自身の問題も未解決のままです。主人公はずっと塔に幽閉されておりその理由も一応明らかにはなるのですが、その原因ともなるものは放置したままです。
全ルートを攻略した後のifルートでは「お姫様の××(ネタバレ)がどうなったか?それはまた別のお話」という形で締めくくられており伏線を投げっぱなしの状態。伏線まで回収してこその恋愛ゲームなのに…と消化不良感が半端なかったです。
一応下画像のクリック先がその時のシーンです。ネタバレ防止でローディング画像にしていますが、クリックしたらネタバレ画像になるのでネタバレが大丈夫な人は見てみてください。




ボリューム

攻略対象6人+ifルートの合計7ルートですが、1ルート「共通2章+個別2章」の薄っぺらさです。
共通部分はほぼ同じ、個別ルートも大まかな流れが一緒なため2日でクリアできる内容です。人によっては1日で攻略可能かもしれません。




総評


ここまで投げっぱなしな乙女ゲームも久々でした。これで6800円っていうのが凄いですね。無料スマホゲーでもこれより分量があるのではないか、内容がまとまっているのではないか、と思うほどのペラペラさでした。

どのルートでも完全解決せずモヤモヤ。スッキリ終わるのではと期待した真相ルートでもネタバレされるだけで解決はせず、しかも攻略対象と主人公は脳内お花畑状態。ifルートでは「FDを乞うご期待!」な流れ。
問題の原因が分かっても解決していないので意味がないと思います…。

ちなみに先月FD制作決定が発表されました。レビューサイトでも低評価が多いのになぜ決定されたんでしょうね。最初からFDを作るつもりでこんなに中途半端なシナリオにしたのではないかと疑ってしまうほどです。

前作「猛獣使いと王子様」が素敵だっただけに今作の出来は非常に残念でした。
もし初めてやったゲームがこのゲームだったら…もしかしたらオトメイトの作品を二度と買わないかもしれません。あるいは「乙女ゲー=つまらない」という考えに至って乙女ゲーをプレイしなくなるかもしれません。それぐらいボリュームもインパクトも薄い作品でした。






総合結果
★2.4 (★5中)
世界観★★★
シナリオ
システム★★★
音楽・映像★★★★★
イラスト★★★
キャラクター★★
ボリューム
オススメ度

猛獣たちとお姫様 - PS Vita
PlayStation Vita
アイディアファクトリー
白と黒のアリス 予約特典(ドラマCD) 付
PlayStation Vita
アイディアファクトリー
売上げランキング: 320

コメント

非公開コメント