【PS3 / PSNow】AQUANAUT'S HOLIDAY ~隠された記録~ レビュー

その他ゲーム
03 /25 2017

ハード : PS3 / PSNow(PS4 / PSVita / PC)
発売日 : 2008年9月25日
ジャンル:海洋探索シミュレーション


世界観




主人公はジャーナリスト。
若くして失踪した海洋学者「ウィリアム・グラバー」について記事にするため、「ワイズ海洋研究所」へ取材に向かう。グラバーについて知りたいなら海へ調査に行くと良いというアドバイスを受け、海で生物の生態を調べることにした。




操作方法


このゲームはグラバーの情報を掴むことが目的です。グラバーは海洋学者なので探すのは海の中。ドルフィン2号という潜水艦に乗って探索していきます。(ちなみにドルフィン1号はグラバーと共に失踪中)



海では行動できる範囲が決まっています。海中にソノブイと呼ばれるコンパスがあり、そのソノブイから電波が届く範囲のみ動けます。ソノブイの範囲ギリギリに別のソノブイがあるのですが大抵はバッテリーが切れているため、バッテリーを補充すると新しい場所へ進めるようになります。
ソノブイのバッテリーは研究所で売っています。海の生き物を発見すると発見報酬がもらえるためそのお金でバッテリーを購入します。




海の中はこんな感じ。左スティックで視界移動、右スティックで前進後退です。少し操作が難しいので慣れるまではよく間違えてました。

海の中を探索していると特殊な魚を発見します。この魚とは4つ音で意思疎通をとることができ、魚が先に音を出しこちらが同じ音を出す、いわばやまびこのようなものです。ちなみに「ソナーゲーム」と名付けられています。





この魚とやり取りをすることで海の謎やグラバーが失踪した理由が判明していきます。





ここがオススメ!



「海洋探索」と謳っているだけあり海が広く魚が綺麗です。操作するのが潜水艦なので海底で深海魚に出会えるところも良いですね。イルカやクマノミ等の可愛いものから、ダイオウイカやチョウチンアンコウといったちょっとキモめなものまで色々と見つけられるので面白いです。
サメも大小様々な種類がいてプランクトンを食べるものがいたりと勉強になりましたし、クジラが迫ってくる様は非常に迫力がありました。



沢山の魚がいますが発見するたびに解説をしてくれるので見つけるのが楽しかったです。研究所にある図鑑を埋めていく楽しみもありました。






キャラクターに関して。主な登場人物は研究所の2人と1体(潜水艦の人工知能)しかいませんが、全員お喋りでお茶目なので非常に賑やかでした。お魚占いをしてくれるキャラクターの文章も非常に面白かったです。
「今日のあなたの運勢は『アジ』よ。協調性の運気がいいから、親しい人と何かやると楽しく過ごせそうね。ただし調子に乗りすぎると群れからはぐれやすいので注意が必要よ。」とか魚の特徴を良くとらえてました(笑)
例えるなら逆転裁判の登場人物みたいなチャーミングさがあって話のテンポが軽快でした。研究所に戻るのが毎回楽しかったです。






気になった点


最終的にグラバーの失踪理由が超常現象的だったので受け入れ難かったです。ジャーナリストとして真実を追い求めてきたのに海自体が意思を持っていてどうのこうの……みたいな内容だったので、「う、うーん…ww」となってしまいました。ゲームシステム自体は楽しいのになぁ。まぁ音を奏でる魚がいる時点でアレなんですけど。



あと、その魚とのやり取り「ソナーゲーム」が非常に辛かったです。ソナーゲームで使うのはL1、L2、R1、R2の4つのボタン。どの音をどの順番で鳴らすかはその魚次第です。序盤は4回押すぐらいで楽ですが徐々にレベルが上がり最終的に47回押す順番を覚える必要があります。こんなの天才しか覚えられないよ…。




またクリア後のおまけ要素ではあるのですが、海中に惑星が浮いてます。真面目に探索をしたい人にとってはどうなんだろう(笑)




ボリューム


ストーリーだけを追うならボリュームは普通。2日もあればクリアできると思います。
ただしトロコンとなると話は別。攻略なしの自力プレイならば数カ月は必要だろうと思います。攻略ガン見なら4~5日ぐらいで攻略できるかな?



まず面倒なのは上で挙げたソナーゲーム。ソナーゲームをする魚は20匹いて、1匹あたり攻略に20分ほど。それが20匹なので単純計算で6時間ちょっと。
更に「ミームの木」という名の木を10本、苗から大樹に育てる必要があります。5分経つごとに1段階生育するのでその度に見に行く必要があります。
ソナーゲームもミームの木も作業感が強いです。



図鑑埋めもなかなか難しいです。魚に出現パターンがあるため何度も調整が必要です。
また目を凝らしても見えないほど小さい「ウミウシ」類がいてこれが本当にもう小さすぎる。糠の中で米粒探すような気分でした。下画像の青い○の中にいるのがそのウミウシです。クリックで大きめ画像が開くので良かったらお探しください。





総評


海が綺麗で、操作感覚も面白く、キャラクター達も魅力的。なかなか楽しめたゲームなだけにメインストーリーの展開が残念でした。
複数あるサブストーリーはいずれも起承転結がきっちりとしていて、面白いものや海の神秘を感じるものなど様々ありました。その熱意をメインストーリーにも回してくれればよかったのに…。海の神秘性を見せようとするあまりに不思議な展開になってしまったのかなと思いました。

魚が300種類ほどいて発見時のコメントが豊富で、図鑑の文章にはコメントとは異なる内容が記載されていたりと開発陣のゲームに対する愛情が伺えました。
キャラクター達の雑談は蛇足のようにも思えましたが、いざ無くなってしまうと非常に寂しく「AQUANAUT'S HOLIDAY」における重要なものだったんだなと感じました。

潜水時の水音や海底に潜ったときの薄暗さ、岩にぶつかった時の鈍い音など細かな所まで気を配ってあったのも良かったです。

水が綺麗で魚が優雅に泳いでいて癒される…けど、トロコンとなると癒されないハードな仕様(笑)
トロコンに拘らず自由にプレイする人の方が楽しめるゲームかなと思いました。





総合結果
★3.6 (★5中)
世界観★★★
シナリオ★★
システム★★★
音楽・映像★★★★★
イラスト評価しない
キャラクター★★★★★
ボリューム★★★★
オススメ度★★★

AQUANAUT'S HOLIDAY ~隠された記録~
ソニー・コンピュータエンタテインメント (2008-09-25)
売り上げランキング: 8,382

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