【PS4 / Vita】不思議の幻想郷 TOD RELOADED レビュー

PS Vita / PSP
03 /09 2017

ハード :PlayStation 4 / PS Vita
発売日 : 2016年12月22日
ジャンル:ローグライク

作品概要


東方二次創作ゲーム。「不思議の」とついているように、「トルネコの大冒険 不思議のダンジョン」や「不思議のダンジョン 風来のシレン」に基本的なシステムが似ています。ダンジョンに潜って秘宝を探したり、悪さをしている妖怪を倒したりするのがメインです。


似ているとは書きましたが不思議のダンジョンシリーズと異なるシステムが多々あり似て非なる物といった感じです。
私もシレンが好きでふし幻を購入しましたが序盤はふし幻とシレンの違いに戸惑うことが多かったです。ゲームを進めるにつれてシレンとふし幻は別物だということをとはっきりと認識が出来て、ようやくふし幻をふし幻として楽しめるようになりました。
そういったことで、シレンが好きで購入を検討される方は「不思議の幻想郷」というゲームだということを認識して購入されると良いんじゃないかなと思います。



主人公



博麗 霊夢
cv.佐藤聡美


幻想郷と外の世界の境に位置する「博麗神社」の巫女。
ある日、香霖堂に立ち寄ったところ店主である森近霖之助の様子がどうもおかしい。霖之助は突如豹変し尋常ならざる力で霊夢を打ち負かす。身の危険を感じた霊夢は博麗神社へ戻り、霖之助を倒すための準備を整え再び香霖堂へと向かう。


メインストーリーでは霊夢ですが、そのほかに「霧雨 魔理沙」「物部 布都」「東風谷 早苗」「射命丸 文」などのストーリーもありプレイヤーとして操作することが出来ます。
またダンジョンにはパートナーを連れて行くことも可能。上で挙げたキャラクター以外に「茨木 華扇」「古明地 さとり」ほか様々なキャラクターが登場します。



ここがオススメ!



なんといっても女の子がみんな可愛い!!イラストやSDが可愛いし、一人一人にボイスがあるので目でも耳でも楽しめます。


キャラクター達が絡むシナリオが多いのも見どころ。自堕落な主人公「博麗霊夢」、向上心があるものの技術が追いつかない「物部布都」、常識人ではあるが自由人でもある「霧雨魔理沙」、新聞記者(内容はほぼゴシップ誌)の「射命丸文」など問題児が勢ぞろい。登場人物が多く、しかもそのうち99%くらいは女の子なので非常に賑やかかつ華やかです。百合っぽ…えーっと、仲睦まじいシーンもあります!




システム面では、ふし幻ならではの「にとフュージョン」がとても便利です。
ダンジョンで落ちている素材を調合することで武器や防具、薬、お札、食料など様々な物を作ることが出来ます。逆に武器などを素材に分解することも可能。
ダンジョンを攻略中に「これが足りない」、逆に「これが多すぎて邪魔」なんて時も大丈夫。その場で別のものを作ることが出来るのでプレイの幅が広がります。ゲームで物を集めたり作ったりするのが好きな人はハマると思います。





シレンと異なる点


シレンとふし幻は異なる作品なので比較するのもどうかとは思いますが、「シレンが大好きでやってみたいけどどう違うの?」なんて人もいると思うので書いておきます。


・ダンジョン攻略に失敗しても装備品が残る
ふし幻でダンジョン攻略に失敗しても装備やアイテムが残るため、攻略を続けるといつかはクリア出来るようになっています。持ち込み不可ダンジョンでは攻略に失敗すると無くなりますが、メインストーリーは持ち込み可ダンジョンなのでローグライク初心者でも安心です。


・にとフュージョンがある
上でも述べたように「にとフュージョン」で調合が可能で、薬なども必要なときに作れるので便利です。


・ダンジョンモンスターは全員女の子キャラクター
東方Projectをプレイしたことが無い人でも分かるような「一度はどこかで見たことがある」人気キャラクターが多いです。




・未識別アイテム名が面白い
元々同人ゲームだったこともあり、未識別のアイテムの名前が非常に面白いです。例えば「まつざきしげる色の薬」とか。最初見たときは思わず笑いました。どんな色なんでしょうかね、真っ黒なのかな(笑)


・シナリオがしっかりしている
ダンジョンに潜る理由がしっかりしているので、攻略後の展開が気になってモチベーションが上がります。


・スペル(いわゆる巻物)を使う時にキャラクターのカットインが入ることがある
使用キャラクターによってカットインが変わるため集めるのも楽しいです。ちなみに敵のカットインもあるので、こちらに不利な能力を使われても和めます(笑)
一度見たストーリーやカットインは出発地点の神社で何度でも見られます。




・「弾幕」が使える
シレンでいう「矢」のようなもの。弾幕ポイントを使うことで様々な弾幕を放つことが出来ます。キャラクターによって弾幕の種類が違うのもまた面白味があります。


・救援システムはない
ふし幻は完全にソロプレイ、己の力を試されるゲームです。


・「あきゅんガチャ」がある

稗田阿求(ひえだのあきゅう)が販売するガチャで、ここでしか手に入らないレア素材が入手できます。「ガチャ」とあるようにレア物を引けるかどうかは運次第、しかも1回のプレイがゲーム内金額で50万円と超高額のぼったくりです。
ここで、あきゅん様の有難いお言葉を拝聴しましょう。







気になった点


・マップを見渡すことが出来ない
自分の視野範囲まで映らないとどんな敵がやってきたか分からないため、広い部屋では敵に先手を打たれることが多いです。


・特殊能力持ちの敵がかなり多い
敵はほぼ何らかの能力持ちでしかも発動率も高いので隣接するのが非常に憂鬱です。特に個人的に厄介なのが「パルスィ」と「てゐ」。パルスィは所持アイテムを燃やしてきますし、てゐは倍速で逃走しながら床に罠を設置し続けます。強くはありませんが低層でも出てくるので処理が厄介です。


・迷路マップでの罠率が高い
必ず通らなければいけない道に罠が設置してあることが多いのでいやらしいです。


・ストーリーのロード中にダンジョン画面が映る
次のストーリーを読み込む間に、何故かダンジョンの画面がうつりこむことがあります。3回はありましたが多分3回とも同じ所でした。


・ドロップの種類が多すぎて、持ち込み不可ダンジョンは運が絡む
武器、防具、お守り、薬、札、スペル、素材…とドロップの種類が多いので、場合によっては装備が全く拾えないことがあります。素材の種類も多いのでにとフュージョンで錬成するだけの素材が集まらずどうしようもないことも。


・ダンジョン内でのゲームの中断は階段でしか行えない
唐突に「ここでやめたい!」と思っても階段まで行く必要があるため不便です。また次の開始地点は中断した次の階層から。止めたい時にサクッと止められたら良かったです。



ボリューム



ボリュームはかなり多く、数十時間は遊べると思います。ダンジョンは10種類以上。持ち込み可・不可どちらもありますし、床落ちアイテムが素材のみ等の特殊ダンジョンもあります。


難易度もピンからキリまであるので易しいものから徐々にゲームに慣れていけます。持ち込み可なのに激ムズなダンジョンもあるため、持ち込み可だから簡単ということもありません。初心者から上級者まで幅広い層が楽しめるかと思います。


トロコン難易度は高め。時間も運も必要です。かなりやってますが私もまだとれていません。風来のシレンと比較しても、こちらの方がトロコンは難しいです。



総評


あまり東方キャラクターを知りませんでしたが、ストーリーが丁寧でキャラクターの説明もちゃんとあるので楽しむことができました。
スチルの数も豊富でどれも可愛かったです。へたなギャルゲーよりもスチルあるんじゃ…と思うくらいバリエーション豊かでした。


気になったのは難易度やゲームバランス。元同人ゲームだけあって「ぶっ飛び設定」というんでしょうか、「初見じゃこれ無理だよね」というような覚えゲー・死にゲーの類の敵が多数います。ゲームバランスとか罠の配置場所も良くないと思うことが度々ありました。
「装備がなくなることがない」という初心者向けなところをプッシュしていますが最終的には上級者向けなので…。ゲーム内バランスの下限と上限が極端だったかなと思います。


お値段はそんなに安くないですが、ボリュームはたっぷり。やる気さえ続けば数カ月は遊べるのでお買い得だと思います
ボリュームのところでも書きましたが、私はまだトロコンできてないんですよね。頑張ってやって65%までいったので…もうゴールしてもいいよね。トロコンしてる人ほんと尊敬します。


個人的にはふし幻よりもシレンの方が好きですね。罠の配置も良いし、敵も初見で十分討伐可能なので。しかしながら、ダンジョンで倒れても装備がなくならないというふし幻の魅力は絶大だと思います。シレンで装備が無くなってやる気も無くなった、なんて人にはオススメできる作品でした。







総合結果
★4.0 (★5中)

世界観★★★
シナリオ★★★★★
システム★★
音楽・映像★★★★
イラスト★★★★★
キャラクター★★★★★
ボリューム★★★★★
オススメ度★★★


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