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【PSVita】アルカナ・ファミリア -La storia della Arcana Famiglia- Ancora レビュー

ゲーム
12 /18 2016

ハード:PSVita
メーカー:原作・開発 ヒューネックス / 企画・制作 COMFORT
発売日:2015年12月23日
定価:パッケージ版 4,980 円 / DL版 4,500 円

攻略ページはこちら


私の攻略順は
リベルタ → ダンテ → ノヴァ → パーチェ → デビト → ジョーリィ → ルカ

リベルタの後にダンテをプレイすると良いと思います。
大人組は好きな順番で構いませんが、パーチェ・デビト・ルカ全員を先にプレイすると人によってはジョーリィを攻略する気が無くなるかも?かといってジョーリィを真っ先にプレイしてしまうとネタバレになるかも?(真相に近いので)
…結局自分の好きな順でやるのが一番かもしれません(笑)






世界観


レガーロ島を守る自警組織「アルカナ・ファミリア」。トップに立つパーパに始まり、「大アルカナ」と呼ばれる能力を持つ幹部で構成されている。

主人公はそのパーパの一人娘。
主人公の幹部昇進のお披露目パーティーで、パーパは「アルカナ・デュエロ」を開催することを発表した。アルカナ・デュエロの勝者にはパーパの地位を譲り、主人公と結婚させるという――。

突然の出来事に立腹する主人公にパーパは言う。
「理由はあるが説明は不要。知りたければデュエロで勝て。今のお前では幹部の誰にも勝てないだろう。せいぜいパーパの娘としての地位を活かすんだな」
悔し涙を流す主人公は、自らの運命を変えるためアルカナ・デュエロでの勝利を目指す…。





主人公



フェリチータ(愛称:フェル)

名前・愛称変更可、デフォルトネーム呼びあり、ボイスあり(オフ可能)、顔グラなし(選択肢で主人公の立ち絵が出現)
名前変更時の呼び名は「お嬢さん、お嬢、お嬢様」。


16歳。外界と隔てられた環境下で育ったため意思表示や言葉に表すことが苦手。
顔が可愛くナイスバディ、背負われるとパンツが見える(本人談)くらい短いスカートをはいている。
得意な攻撃はナイフと蹴り。所持アルカナは「恋人たち」と「運命の輪」の2つ。

物静かなわりにハッキリ物を言うのでキツイ印象です。台詞は選択肢でしか出現しませんが、会話の合間に顔グラ付き映像が頻繁に出現するので自己投影しにくいかもしれません。
短い(というかパンツスレスレの)スカートを履いてバンバン蹴りをいれるという、ギャルゲーのようなキャラ付け。ツンデレ属性で恥ずかしい時は他者に蹴りをいれます。

何も言わない・できない割に周りから溺愛され、持ち上げられまくります。周囲は「お嬢すげー!さすがお嬢!」みたい反応が多くちやほやされるので、そういった状況が苦手な方はご注意を。

お供のフクロウ(フクロータ)の名前も変更可能です。
フクロウのボイスも2種から選べます。可愛い声とパーパ声です(笑)





キャラクター




メインキャラクター声優メインキャラクター声優
リベルタ福山潤ノヴァ代永翼
デビト吉野裕行パーチェ杉田智和
ルカ中村悠一ダンテ小杉十郎太
ジョーリィ遊佐浩二
サブキャラクター声優サブキャラクター声優
モンド立木文彦スミレ井上喜久子



攻略対象は全部で7人。キャラクター達は目パチ・口パクなし。
幼なじみ、従者、オジサン、ツンデレなど攻略対象の範囲が幅広いので、好きな属性のキャラクターが見つかると思います。

それぞれ重い過去や重大な秘密を抱えており、主人公と関わることで解決されていきます。




私の一番好きなキャラクターはジョーリィ!性格悪いんですけど(笑)、憎めないし放っておけないキャラクターです。







自分がやりたいことを貫くために他者を害することを厭わないので嫌われがちなキャラクターだと思います。そんなジョーリィの「やりたいこと」は一貫してダンテ(主人公の父)を救うことなんですよね。ジョーリィはダンテに救われたから、ダンテのために尽力しようとしているだけ。やり方が不味いのであって心は純粋なんだろうなと思います。
ジョーリィの行ってきたことは許されるものではないけれど、ジョーリィも必死だったんでしょうね。主人公と一緒になることで人との触れ合いや温もりという物を知ってくれたらいいなと思いました。





ここがオススメ!


このゲームならではのシステム「ココアル」が非常に楽しいです。
主人公の能力で相手の心を覗けるのですが、みんな考えることがバラバラだったり、逆にぴったり一致していたりして「人の心って面白い!」と思いました(笑)
親しくない間は相手の心の闇が見えないこともありますが親しくなるにつれ相手の喜びや苦しみがわかるようになってきます。デートイベントでは相手のドキドキしている気持ちが見えますよ。キャラクターごとに反応が異なっていてとても面白いです。







主人公の周囲の人間は基本的に皆好意的なので、癒しを求めている人にぴったりだと思います。またファミリーは概ねみんな仲良しで和気藹々としているので、キャラクター同士の掛け合いを楽しみたいという人には凄くおススメです。
攻略対象の性格にバリエーションがあるため、誰かしら好きになるキャラクターがいるだろうと思えるのもいい点ですね。人にオススメしやすいです。


さらちよみさんのイラストが綺麗で、ファンタジーとバトルの合わさった「アルカナファミリア」の世界観によく合っていました。スチルはものにより崩れがありますが受け入れられる程度。美麗な範囲だと思います。


エンディングが凝っていて、なんと各攻略対象がキャラソンを歌っています!リベルタのルートならリベルタのキャラソンが流れますし、ノヴァならノヴァのキャラソンといった感じです。
みんな別個の物になっているので珍しいし飽きずに最後まで聞けました。個人的にはダンテのキャラソンが豪快で良かったです。



パーフェクトプラネット


気になった点


シナリオが凄くふんわりしているなぁと思いました。

みんな重いものを抱えているのに、一から十まで完全に解決するキャラクターはいません。「これがこうなってこうなりました」というようなはっきりした描写がなく、主人公の能力で恐らく大丈夫になったんだろうなぁ、周りが納得してうまくいったんだろうなぁ、と脳内補完をする程度にぼんやりした状況で終わってしまいます。
攻略対象がとても悩んでいたと思った翌日には「デュエロで頑張ろうと思う」と言って来たりするのであまりの切り替えの早さにびっくりです。
地の文がなく心理描写があまりきちんと描かれていないため展開が唐突に感じるのかもしれません。解決までの道筋をもっと詳しく知りたかったです。

また某ルートでは主人公が記憶を無くしてしまいますが、他のルートではそういったことはなく整合性が取れていないように思いました。同じ行動を辿っているにも関わらず、なんでそんなことになってしまうのか不思議でした。
そのキャラクターが主人公のために能力を使うシーンを描きたかったのだと思いますが、どのルートも似通った行動をとっているのに違う結果になる(記憶を失う)というのがよく分かりませんでした。

また、キャラクターの中には殺したいほど憎んでいる相手と一つ屋根の下暮らしていたりもするのですが、なんでそんなに嫌っているのに軽口を叩いたり言葉の応酬ができるのか不思議でした。
キャラクター同士でわいわい賑やかにさせたかったのだろうと思いますが、重めの設定とあまり合っていないように感じます。シリアスな状況なのにコミカルな掛け合いが多く、行動がちぐはぐで違和感を覚えました。




シナリオ自体が金太郎飴でどのルートも大まかな流れが一緒な点もやや不満でした。
2カ月間、毎日行動を決める必要がありますが行動が終わる度にロードや昼夜移行の映像が流れるので時間がかかって少し面倒に感じました。
また個別シナリオ発生日に強制シナリオが発生することがあったので、一途プレイでイベントをすべて回収できないということに凄くガッカリしました。キャラクター次第では、イベント発生に他キャラクターのイベントが必須になっており股掛けが必要になっています。





次にシステムについてですが、これがまた物凄く使い辛いです。
Lボタンでメニュー、Rボタンでショートカットが呼び出せます。





よく使うボタンをショートカットに登録しておけばワンボタンで使用可能なのですが、ショートカットボタンが△と□の2つしかないため逆に不便です。例えば△と□にクイックセーブ、クイックロードを割り振ったならば今度はスキップやセーブ画面移行などがワンボタンではできなくなります。

使用頻度の高いQセーブ・ロード、スキップはワンボタンで行いたいですし、セーブはメニューを呼び出してすぐ行いたい。失敗する度にメニューを出してページをめくってボタンを呼び出して…とするのは非常に不便に感じました。





ボリューム


イベント発生日やエンディング条件が好感度のところに記載されているので攻略は非常に簡単です。
ただシステムが特殊でイベントが重なることがあるため、自力で攻略をしようとすると手間取ることもあると思います。
攻略サイトを見ながらプレイしたらおそらく4~5時間ぐらいで1ルート出来るんじゃないでしょうか。共通部分が多くそんなにボリュームはないのですが、毎日ロードを挟むで時間がかかるという感じです。ロード自体は数秒で終わりますが塵も積もれば、ですね。




総評


PSPで一度プレイしておりVitaに移植されたので再度プレイしましたが、二度目にも関わらず記憶に残り辛い作品でした。1つ1つのイベントのインパクトはあるのに深く掘り下げられていないのでだらだら流れていく感じでメリハリがなく、印象に残りにくかったです。


設定は素晴らしいのに活かしきれていないので非常に勿体ないなと思います。制作陣が作品を愛する気持ちはよく伝わってくるのですが、一人相撲な状態。システムも非常に使い辛く、あまりユーザーのことを考えていないなと感じました。


良かった点はキャラクター達の明るさですね。ユーモアに富んだ発言が多く思わず笑ってしまうシーンが多かったです。皆でわいわい賑やかにしている部分はこういった輪の中に混じりたいと思わせる明るさがありました。


ゲームをやりたいというよりも漫画を読みたいという人にオススメですね。制作陣が意図しているように、漫画らしい作りになっているので物語としてキャラクター同士の掛け合いを眺める分には楽しめると思います。




★3.0 (★5中)

世界観★★★★
シナリオ★★
システム★★
音楽・映像★★★
イラスト★★★★
キャラクター★★★★
ボリューム★★★
オススメ度★★


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